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高1が入学直後に受けた模試データが返り始めている。
まだ高校の授業を受けてない時のものだから、「中学まで」の目安である。
ユウイチとリュウタは数学が校内順位トップクラスだが、国語はビリに近い。
サリとリノも含めた4人の英語は8~9割ほどの得点だが、80点だと100位ほどで、90点だと20位くらい。
20位だと安心だけど、100位だと心配?そういうお母さんは多いけれど、たったの10点差ですよ。
真子が2年前に同じ模試で英語は98点だったけど、校内順位は58番だった。
「58番?全然ダメですねえ」なんて、進学塾では言うのだろうか?満点まであと2点ですよ。
2点差の中に58人がいるわけだけど、それを「差」だと思う感覚が私にはない。
「み~んな、すごいですねえ」と思うばかりだ。
サリとリュウタは3教科300点で12点差だが、校内順位は60人の差になっている。
けれどこれも差ですか?マラソンの「集団」の中にいると考えた方がいい。差ではない。
中学までは基礎暗記量が多いから、「はい、とりあえず覚えられたね」でいいのだ。
生徒や一般の親にはわかりにくいことなのだが、中学と高校で質が変わってしまう。
中学までは「公式力」だが、高校からは「腕力」そのものを鍛えないと通用しなくなる。
いくら技術を鍛えても体力・筋力が全然ないと、試合にはならないよね?
ところが塾産業は順位差や技術のことばかりを言い、体力・筋力は何も言わない。
「全部説明するから、楽しく・にっこり笑って、皆満点」
みたいなことばっかりをずっと宣伝するから、いつの間にか「そういうもの」と思い込まされている。
マラソンの「ノウ・ハウ」ばかりを聞かされるから、実際には1キロも行かずにリタイアだ。
体力を鍛えるのは時間がかかるし、その方法もいろいろあって難しく、よくわからない。
そこらの大学生を時給800円で雇って中・高校生につけたって、出来るわけがない。
私のところにも去年、受験4ヶ月前の高3からの打診があったが、
それはほとんどの場合技術の問題ではなく、体力の問題であり、4ヶ月ではどうにもならない。
だから私は中3・高3の受験生を引き受けないのだが、その意味すらわかってもらえていない。
高校からはいくつもの公式を比較検討し、その「なり立ち」を理解しないと立ち向かえない。
先週の授業で高3のユウカ・ミオ・ミユの3人は難問に対してうまい公式が思いつかず、
面倒くさい「手計算」で理論に踏み込み、解答にたどりついた。
この場合、評価されるのは答えの数値ではなく、その踏み込み方だ。腕力の部分だ。
そりゃあ「ここではこの公式を使えば、計算量が減らせた」も大切なのだが、
グイグイ踏み込むから時間はさほど変わらない。
ミオはマーク模試・数Ⅰは校内1位で、数Ⅱとの合計でも3位。ユウカは記述模試で2位。
しかし私は二人とも数学はトップだと思っている。もう公式に頼らず、数学そのものに踏み込んでいる。
特にユウカの数学は全国でもトップクラスに迫っていくだろう。
高3の時点で女子が数学のトップに立つことなど、ほとんど見られないことだ。
けれどこの3人の女子はそうなる。校内で勝てる男子などいなくなるだろう。
だって「数学の体力」がけた外れになって来たから。
しかし塾産業にも一般の親にも、その「体力」など見えないから、理由はわからないのだろう。
「元々賢いのだ」「河原先生の教え方が素晴らしいのだろう」・・・見当はずれも甚だしい。
「何とろとろ歩いてんじゃおどれ!しっかり走らんかあボケエ!」
そうやって鍛えてきただけなのに、誰でも出来るのに、誰もやろうとしないし、理解も出来ないようだ。

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