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学生たちの淡い不安

8時20分頃「串八」へ行くと、もうマミが来ていた。さっそく順番取り。
30分ほどは待たないといけないねえ。すぐにユキとイツロウも現れる。
席が空くまで立ち話。浪人したからマミは3回生だが、ユキとイツロウは4回生。
さすがに高校生の雰囲気はなく、マミとユキはずいぶんきれいになってもいる。
イツロウは金属の化学反応の研究で大学院へ進学する予定。
金属によっては癌などの医療にも利用できるらしく、研究は大変だが、面白そう。
ユキは看護師だから来年4月からは現場に出ていく。特に厳しい就職活動はない。
これだけ人気の看護系だが「使える人材」は少なく、そういう意味で看護師不足は続いており、
基本的には行こうと思う病院などへは行けるようだ。
ユキ自身は昔から「自信のない子」なので控えめだが、多くの看護師を見て私には来てわかる。
ユキは「必要とされる看護師」になれる。その人柄を見ればどの病院もほしがる人材だ。
「最初から楽な現場へ行くと使いものにならない看護師になるみたいで、
 まずは総合病院の厳しい現場へ行きたい。医療センターへ行ければ・・・」
なんだ、そこにはタカコがいるじゃないか。これはぜひタカコと連絡を取って話を聞こう。
やっと呼ばれてテーブル席に着く。定番メニューを少しだけ注文したが、最近の若者には不満がある。
どうしてもっとガツガツと食わないんだ?私が22歳の時には遠慮知らずで底なしに食ったぞ。
居酒屋のチューハイなんて、アルコールは入っているのかね?ジュースと変わらないだろ?
イツロウはコップ一杯も飲めないし、ユキとマミは2杯でフラフラ。情けない!
今の50~60代の方が3倍も飲み食いするだろう。パワー不足だねえ。
ま、ユキなんか現場へ出れば変わるだろうけどね。パワーないとやってけないもの。
タカコはちょうど30歳だけど「何でも食う、いくらでも食う。何でも飲む、いくらでも飲む」だから。
マミは大学入学以来2年間彼氏はおらず「結婚できるか不安」だという。
学科155人で女子は10人?康太のところなんて235人で4人しか女子はいないぜ。
もてまくりだろう?「ぜ~んぜん、声もかけてくれない」美人なのに、なんでだ?
「院へ進んで卒業する時にはもう25歳。適齢期だけど、せっかくだから働いてもみたい。
 働けば一人前になるのに5年ほどはかかるでしょ?30ですよ。いつ結婚すればいいのかな?」
う~む、「高学歴女子」の悩みなんだなあ、これ。
せっかく京大まで来て勉強したのに、卒業と同時に「専業主婦」というのも変だよね。
どの動物も産めるようになったらすぐに出産してるから、人間も20歳前後から
産めるだけ産んだ方がいいのではと、私は以前から思っている。
「出産と子育て」という大仕事を女子は抱えるのに、男と同じ仕事なんて無理だよね。
「子育て支援をして、女子にも働いてもらう」と政府は言うけれど、保育園の間、
母親と子供が離れているというのも正しいことなのかね?
そうかと言ってイツロウ達も新婚では女房にも働いてもらわないと「食えない」時代になるし。
難しい世の中だねえ・・・そんな淡い不安も抱きながら、けれどけなげに学び続けている。
気がつけば11時。歩いて木幡まで来て、最後はイツロウにユキとマミを送らせた。
たわいない話をするだけでも、こういう集まりは楽しいね。
今度は教室で飲み食いしたい?いつでもOKだ。また集まろう。

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