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生き抜く力

ある大学教授が卒業式で学生に語りかけた。
「あえておめでとうとは言わない。世の中には君達を使い捨ての駒のように使う会社もあり、
 君達はそういう社会へと出てゆくからだ。
 私は君達を、そういう社会でも生き抜いていけるよう、教育したつもりだ」
へえ~・・・どこの大学だろう?えらく親切ですね。私の時代にそういう言葉はなかった。
私が就職した「ゼネコン」や、友人が行った「設計コンサル」なんてみな「ブラック」でしたよ。
朝から夜まで働いて、そのまま徹夜で国道パトロールの巡回作業。
1時間ほど仮眠は取るが、そのまま翌日の現場作業。
「日曜・祝日は休み」と書いてある入社前のパンフレットなんて大嘘!雨が降らないと休みはない。
設計会社へ行った連中も365日が「午前様」。「人扱いしてくれない・・・」
残業なんて毎月200時間を越えるけど「8時間カット」。8時間分しかつかない。
それでもリゲイン飲んで「24時間戦えますか、ビジネスマ~ン!」という時代だった。
ひどく働かされたけど、道路や公園を作るのはそれなりに面白かったし、
24時間働く中でも「遊ぶ時間」を見つけたものだ。
「危険・きつい・きたない」の「3K」はことごとくが「ブラック企業」にされた。
まあ、それは「いいこと」なんだろうけど、土木業なんか仕事はあるけど人はいなくなったね。
やる若者が誰もいない。おかげで東北の災害復旧も進まない。人がいないんだから。
ヨーロッパの街で道路工事やゴミ掃除をする人は、とっくにアラブ系などの外国人だが、
驚いたねえ、この日本で「土木作業員に外国人輸入を認める」と国が言い出した。
日本でも工事現場は外国人ばかりになるのかな?日本の若者は何をすればいいんだろう?
全員が「サービス業」?女の子は・・・すでにみんながグループで舞台で歌い踊ってるかあ・・・
「身体を張った働き」のなくなりつつある日本で、その大学教授は何を学生に教えたのだろう?
「自分の好み、幼稚な感覚だけで通り過ぎようとするな。もっと深く探れ。勉強しろ!」
私はすっかり浅くなってしまった学びを本来の深さにすることで、それをつかみ取らせることで、
生徒に生き延びる力をつけさせようと、特に最近意識し始めている。

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