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子育ての重さ

「気分が重いし、どこかランチに連れて行って」
ヒナ母さんがそういうので、チサ母さんも誘って笠取の「喜撰坊」へ行って来た。
ゆっくり話をするにはここが一番だ。床に座って蕎麦がゆで上がるまでたっぷり時間がある。
どちらも長男が高校からクラブに重点を置いて、うちには来られなくなった。
クラブに専念するほどにわかる自分の才能のなさ、限界。
そりゃあね、「全国を狙う」とは、そういうことですよ。勉強する時間もなくなる。
昔はそれでもよかった。高校時代はクラブだけをして、卒業したら働きに出れば良かった。
今は「時代」がそれを許さない。中卒・高卒に仕事が与えられない時代だ。
定員割れで「誰でも入れてくれる大学」はいくらでもあるが、だからこそ「どこを出たのか」を問われてしまう。
母親にはジレンマだが、どうしていいかもわからない。気が重くなるばかり。
そのうち身体にも変調をきたしてくる。
老眼を初めて経験するし、手足のどこかがしびれてきたり、様々な更年期障害。
初めて「老い」を感じ、自分の「余生」をも考え始めてしまう。
気がつけば娘も年頃になり、父親と口も聞かなくなるなんて世の中には掃いて捨てるほどあるが、
目の当たりにする母親には、それもまた気が重い。
「なんだか、毎日生きるだけで精一杯な感じ・・・」
ヒナ母さんはそういうが、ほとんどの家庭がそういうものじゃないだろうか。
気の重い話でも、おいしい蕎麦を食べていると少しは気が晴れてくる。
「先生んとこは家族の仲がいいよね?この間も家族で花見に行ったり」
「よく言われるけど、家族で花見の、どこが珍しいの?」
「真子ちゃんの年齢だよ。高3でしょ?よくついてくるね。秘けつでもある?努力してるの?」
「ど、努力?な~んも。ごく普通だよ」
いまだに家族で一緒に出かけるという、その一点だけでも「珍しい家族」らしい。
私や家族にとっては当たり前のことだけど、私と子供がずっと行動を共にしていたということはある。
小学生の頃から日曜は卓球をしてたし、小5からは算数・数学を見てきたし。
私の仕事、考え方、生き様・・・そういうものをつぶさに見て来たことが、
一般の家庭とは異なるのかもしれない。普通は父がどのように働くのか、子供には見えないしね。
私の仕事が子育てそのものだから、康太や真子にも「努力」したと言えるのかもしれない。
けれどそれが仕事な故に、意識したことはなかったですねえ・・・
どちらも「塾生」の一人だから、「自分の子供」としての愛情は少なかったかもね。
私には自分の人生を振り返る余裕はまだないけれど、毎日迷い続けているのは確かですよ。
今年も80人の塾生と言う私の子供たち。子育ては、た~~いへん!
それが子育ての、人生の重さ、でしょ?
そんな話と、おいしいもので少し気が軽くなるのなら、いつでもランチくらい付き合いますよ。

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