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授業風景

新高2の物理も一ヶ月が経ち、本格的に運動論に入ったようだ。
等加速度運動。物理では加速度と力は同義語なのだが、新高2はそんなことはまだ知らない。
本当には力とか運動量と言うものを全部知ってから納得できるもので、最初の導入は難しい。
「車が加速するとき、身体がシートに押し付けられるよな。それをイメージしろよ」
康太も慎重に説明し、図もかいて導入するのだが・・・・
「ビルの上に立ってボールを投げ上げる時、ボールは頂点まで上がって戻り、
 やがて自分のところを通過し、下の地面へ落ちる」
そんなことは誰でも知っている。しかし・・・
「では、ボールが頂点の時、自分のところまで戻る時、地面に落ちる時、
 それぞれボールに加わる力(加速度)は、どうなっているか?」
高2の5人全員が「頂点で止まるときに、力は働かない」と答えた。
ふふふ・・・力が働かなければ、ボールは空中で止まったままのはずですよ・・・見たことある?
どんなときにもすべて同じ加速度なんだけど、納得するのはもう少し時間がかかる。
でも、ほほえましいねえ、そういう勘違いは。新人ならではだ。
「俺も大学の授業で同じようなことをやって、教授に笑われてるんやろな。同じことやな」
康太も嬉しそうに笑った。
「数学でも同じやぞ。へ?そういう勘違いをする?!って、驚かされるもんな」
生徒が黒板に書くから、そういう勘違いがすぐにわかるのは、うちの授業の良さだろう。
「いや・・あはは・・それはそうとちごうて、こういうことやぞ。でな・・・」
そうやって一つ一つを直していく。教育とは、そういう営みのことだ。
だから私は、そういう勘違いも含めて、最初から生徒を触っておきたい。
途中から来られると「勘違いするところ」を見ていないのが気にかかるのですよ。
けれど、新中1も高1も、まだ春休みで、学校も始まってもいない。無理ないんだよねえ。
学校が始まり、5月くらいになって「入れますか?」と言う生徒も少なくない。
今週も新中1、高1の体験入学にやってくる子がいる。
授業はもう始まっているから正直、わずらわしい気にはなる。やりにくいのですよ。
けれどまだ3月。むげに断るのも気が引ける。
高1はまだ8人だから、私が嫌にならなければ、まだ2~3人なら取れる。
中1は12人もいるからもう満員だけど、最後に一人なら・・・
まだごたごたしているけれど、そうやって新学年の授業が進んでいる。

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