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中堅校の頑張りと悲哀

中3の夏休みともなると、そろそろ進学する高校が気になり始めるころだ。
今年の中3は「超弩級」の生徒が多く、京教中の3人はそのまま高校へ上がるから気楽だが、
何人かは「難関校」を受験するんだろうなあ。高校選びは慎重にさせないといけない。
だって生徒も親も選ぶ基準は「良いという噂」「校舎のきれいさ」「ネーミング」だけだからだ。
「理科をしっかり勉強したいから自然科学科で、嵯峨野か桃山に行きたい」
え?確かに自然科学と言うネーミングだけど、授業の内容は菟道や東宇治と同じですよ?
・・・ったく、ネーミングをやりだしたのは大学からなんだよね。
「土木工学科」というと「ヘルメットかぶって、スコップとつるはしで、え~んやとっと・・」
そんなイメージだから生徒が全然来ない。
い、いや、そりゃあ「え~んやとっと」もするけど、都市計画も、デザインもするんですよ。
けれど生徒が来ないから、中身はまったく同じなのに「地球工学」とネーミングした。
とたんに生徒が来るんだよねえ、これが・・・何なんだ?それって・・・
「国際関係学部」・・・なんか、すごいなあ。世界中を飛び回って、すごいことするんだろうなあ。
・・・ただの「経済学部」だって!
「だって、国際関係では法律でも文学・精神科学、簿記、何でも出来るんだよ」
だから!それが経済学部なんだってば!逆にいえば「チューと半端」な学部なんだってば!
ネーミングが違うだけで、勝手にイメージしちゃってる。

莵道は「理数科」、東宇治は「文理科」だけど、「自然科学科」とやってる内容は同じだ。
そりゃあ「強化拠点校」なら予算が多目だから、実験機材に「いいもの」を使えるだろうけど、
生徒を賢くするのは「機材」ではなく「工夫」だ。

康太が通う莵道高校は自他共に認める「中堅校」であるが、やっぱし頑張ってますよ。
今週1週間はⅠ類もⅡ類も莵道活動(略して莵活)という勉強会。午前中に「強制」だ。
来週は「任意」の莵活だが、康太は1日だけ「近畿大会」で抜けるが、それ以外は行く。
・・・教師は大変だねえ。それだけでも夏休みに2週間「出勤」しなくてはならない。
「教師は気楽だな!夏休み中、働きもしないで給料もらえるのかい?」
他業種からの、そういう「ひがみ」や「ねたみ」に屈する形で夏休みがなくなったのだ。
「え?教師って、夏休みとって里帰りしてるよ?」
だからあ~、それは「有給休暇」をくっつけてるんだ。「夏休み」はないんだよ。
40日間たっぷり休めばいいと思うけどね。終業式で
「ほい!これが数学の宿題。9月にテストするからな!出来てない奴は1をつけてやる。
 それが嫌なら、しっかり勉強しとけ!」
それでいいじゃない。ひがむほどに悔しければ、自分も教師になればいい。

さて、康太達は数学と化学の難問を連日やってるそうだが、問題を見ると・・・
「2次関数と相加・相乗平均の融合問題」「剰余の定理の発展問題」
「合成関数の次数に関する考察問題」・・・・す、素晴らしい!
6問ほどあったが内容が深く、洛南・洛星高校の生徒にやらせてもいい問題だ。
莵道もやらせることはやってるんだよねえ!
・・・しかし・・莵道だと、何人の生徒がついてこられるのかなあ?
これだけの問題だと、一つ一つ理論を復習・確認してやらないと、とても出来ない。
堀川・嵯峨野・桃山あたりだと、それぞれ10人くらいは喰らいつくだろうけど、
菟道の2年生では・・・康太一人だけかもしれない・・・
「諦めて、考えんと寝てる奴も多い」
・・・そ、そうだろうなあ。「強制」のはずなのに、休んでいる奴も多いし・・・
どっかの塾の「夏期講習」にでも行ってるのかもしれないけれど、これだけのことはやってくれないよ。
どうして「無料」の高校を利用しないかねえ?
「タダのものは、どんどん利用するように!」
うちでは昔からそう言ってるんだけどねえ・・・
教師もつらいよね。
40人の生徒が20人しか来てくれなくても、そのうち10人が喰らいついてくれればやりがいもあるけど、
一人だけだとなあ・・・
「進学校」と「中堅校」の違いは、喰らいつくのが10人か、一人か・・それだけの違いしかない。
「勉強はするんだ」と言う気持ちさえあれば、どこでも同じ勉強が出来る。

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