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意識の目覚め

高1は6人全員が高校の数学に衝撃を受けていた。
「形の暗記ではなく、構造の理解を」
以前から何度も言い続けたことだけど、現実に直面しないと実感できない。
まあ毎年のことだが、式の扱いや簡単な演算までできなくなったりする。
比較的楽に通過する子もいるが、たいていはものすごく苦労する。
中学まで「勉強するって、こういうこと」と思っていた意識を変えなくてはならない。
それって思う以上に大変ですよ。自分の常識を変えるのだから。
構造に踏み込むのがどうしてもいやなら、卒業後は現場へ出て働けばいい。
頭を使う人、手を使う、足を使う人。目を使う、口を使う人。
様々な働き方があるのだから、現場でどれかを鍛えながら働けばいいと思う。
けれど・・・けれど、現場で穴を掘るにしても、何も考えずにただ掘る人と、
「これは何の穴だ?電柱を立てるのか?植木?だったらこう掘った方がいい」
そういうことを考える人とでは、使われ方も賃金も変わってきますよ。
状況の判断をするかしないかの差で、私が数学で鍛えているのは判断力だ。
ウエカナは7月頃に構造の理解が進んだと思っていたら、
将棋で男女別のインターハイで日本一となり、男女混合の竜王戦では女子初の3位になった。
状況判断に確実に影響しているはずで、私はそういう数学がしたい。
ヤマカナも泥沼にはまっていたが、何度も基本を繰り返すことではっきり力をつけた。
トオヤとユウカは生まれて初めて「構造」というものに気づいたようだ。
顔つきまで変わってきたし、チョークを持つ指先の力が違う。
ヒデヒトとモエは私も「無理かな?」と思うほど悪戦苦闘の繰り返しだったが、
夏授業は毎日だったので毎日ぶん殴り続けたのがよかったのか、
二人共とても難しい三角不等式を、時間はかかっても、
何度も何度も確認しながらではあっても、確実に解答できるようになってきた。
後ろから見てればわかりますよ、形だけなのか、構造をとらえているかは。
モエの解く姿なんか、ちょっとした感動ものですよ。
毎日やる夏授業の効能がはっきり出ていて、心底うれしく思った。
全員「第一の門」は何とか通過してくれたようだ。
え?安心して喜んでんじゃないよ。9月から倍ほどいじめてやるからな。
そうやって生徒の意識を変え、大人の思考へと成長させようとする。
それが私の数学だ。点数は、さあ・・・今はまだまったく気にしていない。
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河原

Author:河原
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