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まだ若い

クラス会は女子2名、男子7名の9人が集まった。
幹事を務めた女子2名はもっと集まらないかと電話もかけまくったが、
つながらず消息不明が3人、ほかの大半は住居が他府県で出てこれず、
比較的近くでも「親の介護で出れない」というのが多かったようだ。
しかし40人中9人が来たのは、私はすごいと思った。
女子2名は仕事も退職し、今は卓球に熱中している。
素人だったがTRKへも週1回通い、仲間のイシカワさんに教わり、
私が見ている黄檗中のことも「強いのがいる」と知っていた。
男どもは・・・クラは目が見えなくなっていた。
網膜剥離を患い、レーザーで止めたが、光を感じる程度だという。
それでも雅楽を演奏して楽しみ、牧師の仕事も続け、楽しそうに半生を語った。元気だ。
ミタ・スギウラは公務員で、いったん退職し、別の部署で働いている。
どこかのんびりしているのが仕事柄か。
サイトウは不動産会社の現役バリバリ。スーツ姿もかっこよく、弁舌さわやか。
不動産業も営業だからか、皆さん人間がこなれていくね。
24歳で結婚し、息子が35歳で孫がいるそうだ。
「孫には責任がなくて、ネコ可愛がりするだけってホンマ?」
「ホンマや!責任なんてない、ない。気楽に遊ぶだけやで」
スギウラが言う。「俺の息子も35やけど、まだ独身やな」 いろいろだなあ。
そういう連中に比べると、明らかに「町のおっちゃん」なのが自営業。
フジイは鉄工所を、ヤマグチはうどん屋を父から引き継いでいた。
「いつからうどんをやり始めたん?」
「21やで。継ぎたくはなかったんでほかのことやったけど、結局帰ってきた」
それはフジイも同じで、どちらもいい時も悪い時も乗り切り、
今ではすっかり「いいおっちゃん」になっている。
それに比べたら私なんかまだ、肩に力が入ってるかな?
小さな自営業で、有名でもなく、金持ちにもなれなかったけれど、生きてこられた。
ずいぶん人にも助けられたけど、自分の力で生き抜いてこれた。
自営業3人はそうは言わないが、自然体の中でそれがにじみ出ている。
大した人生じゃないけれど、自慢できるものもないけれど、それほど恥ずかしくもない。
それは一種の「自信」と言ってもいいだろう。そういうものがにじみ出る。
酔うほどに話は弾み、大笑いするのは高校時代のまんまだ。
顔にしわが出て、腹が出てきてはいるけれど。
ノグチがヤマグチの店を「食べログ」で調べると、ヒットした。
「古き、良き時代のうどん屋だ。出汁がおいしい」
なかなか好評で、写真まであるが、ヤマグチ自身はそれを知らなかった。
「うちの店が?誰が写真なんか撮るん?」 「お客が勝手に撮って、勝手に乗せるんやんか」
大いに照れている。
「よし、次の集まりはお前の店にしよう。1500円、うどん食べ放題でどうや?」
再び大笑いしてクラス会はお開きになった。
プロフィール

河原

Author:河原
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