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ジャコウ猫コーヒー

ジャワ島での2日目はジョグジャカルタ市内観光。二つの王宮を見に行った。
まずはスルタン宮殿。広い宮内にはまだ王族が住んでるんだっけ?
青い制服を着た警備員があちこちにいるし、広場では市民が踊りを習っていた。
今のインドネシアは大統領制で王族に政治権力はないが、ひそかに復権を狙ってるらしい。
歴代の王様の絵や写真も展示されてるし、日本との交流も古くからで、
日本から贈られた壺などの品もたくさんあった。
スルタン宮殿からすぐの所には王族のプール、水の宮殿もある。
行ってみるとそれはそれはしゃれたプールで、多くの観光客が見物に来ていた。
昔のインドネシアの産業は100%農業だったが、今は農業が50%、
観光が40パーセント、ほかには10%しかなく、何でも見せてくれる。
最後に梯子のような階段で見張り小屋へ行く。王様が泳ぐ客を見物するところだ。
プールが見渡せ、康太と真子はさかんに写真を撮り、外へ出てきた。
車に乗ろうとした時、康太が携帯を忘れてきたことに気が付いた。
しまった!あの見張り小屋だ!誰かに取られてるぜ。ガイドと康太は慌てて引き返した。
「おや?どうして引き返してきたの?」 
階段のところにいた警備員はガイドと顔見知りで聞いてくれた。
「この子が上で携帯を忘れてね」「え?これのことか?」
警備員がポケットから康太の携帯を取り出した。
観光客が「忘れてあったよ」と警備員に預けていたらしい。ガイドはしみじみ言った。
「観光客で助かった。市民が拾ってたら絶対に戻らなかったよ・・・」
康太は強運を持っているな。携帯がなくなってたら旅行気分が台無しになるところだった。
気分を取り直して次に行ったのがルアックコーヒー工房。ルアックコーヒーだ。
日本では「ジャコウ猫コーヒー」と呼ばれ、飲んだことはないが聞いたことはある。
その猫が檻にいたが、「え?イタチじゃないの?」そう、猫ではなくイタチの仲間らしい。
この猫は果物しか食べなくて、コーヒーも熟して甘くなったものだけ食べる。
種をかじることはせずそのまま飲み込むので、フンと一緒に出てくる。
コーヒー園にはこの猫がたくさんいて、フンもたくさんある。
農民はフンをかき集めてきて洗い、コーヒー豆を天日干しにする。
豆はまわりに「渋皮」があって、その中に種があるが、ふつうは皮ごと焙煎する。
コーヒーを入れたときにフィルターに残るのは、その皮の部分だ。
ジャコウ猫コーヒーは一つ一つ手で皮をむき、種だけを焙煎する。
それを粉にすると、もうドリップしない。インスタントコーヒーみたいにそのままお湯に溶ける。
日本語のうまいぽっちゃりしてかわいい女の子がコーヒーを入れて持ってきた。
初めて飲んだ・・・う、うまい!これがコーヒーか?雑味が全くない。
まるで日本茶の玉露でも飲む感じがした。
日本のビデオまで見せてくれる。東京あたりの店で、一杯1700円だ。
日本のホテルで飲むと一杯5000円だという。
ガイドが「フフン」と笑う。「僕らが飲むコーヒーは、一杯30円だよ・・・」
家族全員3杯もおかわりしていると、女の子はさっそく商売!
「50グラムで1700円です。10杯飲めますよ。よそで買うともっと高いです」
「じゃあ・・・一つ買おうか」 「二つだと3200円でいいです♪」
隣席の中国人観光客はさかんに値切ってもめていたが、その値段で二つ買うと、
女の子は嬉しそうににっこりと笑った。ほかの店で買うと偽物も多いので注意が必要だ。
ジャワ島はここまでだった。夕方の飛行機でバリに戻り、ホテルでぐっすりと眠った。
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河原

Author:河原
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