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近畿大会代表へ

昨日は朝早くから体育館へ向かった。京滋バイパスから縦貫道へ入り、綾部へ。
体育館は四方を山に囲まれた中にあり、その日は個人戦だ。前日には団体戦があった。
山城1位・2位の黄檗中と男山二中だが、それが「2強」であることはすべての中学が知っており、
しかし監督さん達は黙ってみているわけではない。
私でもそうするが「どうすれば1%でも勝つ望みがあるのか」を必死で考えて来た。
エースを5番に下げたり、ダブルスを組みかえたり、あらゆる対抗策を取って来る。
それでも黄檗中はマミ・ユウキのダブルス全勝が大きく、あとはカンナ・カリンの
両エースが控えているので強く、決勝で再び男山二中を倒し優勝した。これで近畿代表。
シングルは予選で選りすぐられた選手なので2回勝てばベスト8で代表だが、
そこには「ラッキーゾーン」と「デスゾーン」がある。予選順位によって強豪が集まることがある。
サキは1回戦が京都市1位で、今回も2位になった選手。
懸命にボールに食らいつくも「勉強」させられる羽目になった。
カンナもすごいデスゾーンで、1回戦は丹後地方2位で、小学校からのライバル選手。
ここ2回は連敗していて、今回も2セット連取の後2セットを奪い返された。同じパターンだ。
今まではそこで強引に打ちに行きミスをして敗れた。
しかし今回は最終セットでつなぎボールのコースを厳しくし、逆に相手にミスをさせ、ついに振り切った。
ライバルは思いもよらぬ初戦敗退で大泣きだが、それもまた青春だ・・・
カンナは息つく暇もなく2回戦では優勝した1年生とだ。カリンのライバルで、ものすごく強い。
強いのは知っているがカンナにも3年生の意地があり、思いきって攻めていく。
カンナのパワーボールが何本も抜け激戦になったが、最後はきっちりとはじき返され涙・・・
カリンは1回戦が小学生の頃から知る同級生で、負けたことがない分、捨て身で来られ、
セットオールにまで追い詰められたがギリギリ振り切った。
2回戦は何事もなく勝ち、すんなりと近畿代表権を得る。
3回戦でパワーが足りないカリンが「一番当たりたくない」強豪カットマンと当たり、
初めてその選手からセットを奪うも敗れ、順位は6位だった。
シングルはカリン一人だが、団体は1位なので奈良で行われる近畿大会の
予選では他県の1位とは当たらず、今年のチームなら全国へ進む公算が高い。
これはえらいことになった。私や顧問の先生、スタッフ全員がそのことを考えていなかった。
全国大会は仙台だというし、遠いなあ・・・私は行けないから、他の人、頑張ってね。
大会を終えて私はカリン両親の車で帰るが、選手たちは来た時と同じ、電車で帰る。
体操服に着替えた彼女たちは誰もが満足げで、きらきらしていた。
卓球を頑張ったおかげで山の旅館で2泊し、皆でご飯も食べ、一緒に風呂にも入った。
カリンの父がぽつりともらした。
「僕の中学時代はスポーツで勝つこともなく、夏休みはただ暇なだけだったけど・・・
 この子達は勝ち進むことで行ったことのないとこまで遠征して、
 ずっと記憶に残る、素晴らしい夏休みですね・・・」
そう・・・子供たちが行ったことがないということは、親も行ったことがないということだ。
子供が試合で行くので、親も仕事のやりくりをし、そこに有給を合わせついて行く。
これはもう、子供が親を連れて行ってくれるのだ。親も経験がなかった素晴らしい夏休みを過ごす。
仙台かあ、行ったことないなあ。牛タン・・食べたいなあ。ちくしょう、私は行けないぞ。
全国大会だと1回勝つのが難しいけど、仲間とそこへ行くこと、親も連れて行くこと・・・
そこにほとんどの意味がある。ここまで来たらいっそ、近畿大会も勝ち進みたいものだ。
プロフィール

河原

Author:河原
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