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最後の更新登録

10数年前、ミュンヘン郊外のシュタイナー学校から駅までの帰り道で、ヘール先生が強調された。
「日本からの訪問者は特に熱心で、うちの学校に“特別な何か”を求めてくる。
 そんなものは何もないよ。うちは“普通の子が来る、普通の学校”なんだ」

私立大学入試真っ盛りの今だが、高校入試も目前になった。
公立の適性検査や私立高校入試まではあと2回の授業で、公立入試まではあと5回の授業。
私立専願であったり適性検査で合格した生徒は、順次「卒業」していく。
その前に中3の生徒には、全学年で最後の「更新登録」を渡しておく。
中学時代を通ってくれたこの子達は、「高校の部への優先権」を持っている。
ただし大学まで続く私立へ行く子は必要ないかもしれないし、クラブに専念する子や、
「もうこの教室はまっぴら」と思っている子もいるだろう。
仮に9名全員が登録しても、あと3人は受け入れられるが、条件を厳しくする。
中学で普通に学んで来たのかどうか。高校でしっかり学ぶ気があるのかどうか。
5時半からでも通うことが出来るのかどうか。それらがクリアできなければ受け入れない。
すでに2人が新規登録した新中1だが、明日2組の面接がある。どちらも断ろうと思っている。
最寄駅がJR新田と小倉だからだ。
中1が、たかだか塾に、電車に乗ってやってくるなんて、よそはともかく私は我慢できない。
中学の塾なんて「近所の塾」で十分だ。うちに「何か」を求められても、戸惑うばかり。
うちは選抜も何もない「普通の子が来る、普通の塾」だと、私自身は思っている。
「とても・・・普通じゃあない」??いいえ!普通ですよ。
進学を謳っているわけではないし、「成績を上げる」も言ってないし、土・日のテストもやってないし、
そういう意味では「今時の普通じゃあない」のかもしれないけれど、
「懸命に子育てしている」と言う意味で、特に特別な「何か」など何もしてませんよ。
ブランドやカリスマを求められても「どこの?誰のこと?」と思うばかりだ。
私が強く思うのは「バランス良く、少しずつ育てる」ことだから、通学に無理などさせたくない。
歩いてやってくる。せいぜい「チャリンコ」でやって来て、帰りはコンビニで立ち読みでもして帰る。
もう「たくさんの生徒」はいらない。そういう「普通の子」だけがやってくればいいと、思っている。
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河原

Author:河原
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