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強化拠点校と中堅校の違い

真子と嵯峨野高校の説明会へ行って、普段考えないことがいくつか分かった。
莵道高校のような中堅だと、一週間に「7時限」は3日。2日は6時限だ。
嵯峨野高校だと一週間すべて7時限の授業。それだけでなく希望すれば「特別授業」もある。
その内容は詳しくわからないが、1・2年のうちは実験であったり、教科の補講だろう。
それらはすべて8時限目に行われる。
これが高3になるとはっきりと受験を狙った講義が増えるのだろう。
例えば「神戸大の英語」とか「京大の数学」みたいな・・・。
その気になれば「毎日8時限」も普通になるのではないだろうか。
莵道高校には「特別補講」の授業は一切ない。
「莵道活動」と言うものがあるが、土曜の午前中、学校で「自習」するだけだ。
莵道高校が何も配慮してないのかと言うと、密かに3年では体育の時間が増える。
「クラブも引退して、受験勉強ばかりで身体がなまるだろうから、せめて授業で身体を動かしておけ」
という配慮だろう。月曜の朝にも体育はあり、実際に康太はありがたがっている。
「けど、力いっぱい勉強がしたいなら、嵯峨野へ行った方がいいかも」と言う。
そりゃそうだろうな。
嵯峨野高校の3年生が8時限目にやることは、たぶん、そこらの進学塾でやることと差が無いと思う。
「ビデオの説明を聞いて、渡されるプリントをやるだけ」の勉強と比べれば、
まだ「生身の教師」が目の前にいるだけ「まし」だろう。
そういう意味では「塾に行かなくていい」と言うのは本当だ。
だって、やってることは「受験のため」だけに特化したもので、同じことをやっているから。
うちでやっていることとはだいぶ違う。
「その受験にお前は、何をとらえ、何をすべきなのか」
最後までそう言う「方向性」の指導ばかりしている。
もちろん過去問研究はするが、「どう解くか」ではなく「どうとらえるのか」の違いだ。
どのみち「自分でやることの量」を増やさないと、国立大学突破は難しい。
嵯峨野高校のデータでも、やはり同志社や立命館などの私立へ進む子の方が圧倒的に多い。
「学ぶとは・・・どういうことなのか?」高校生にはそれを強く考えさせておいた方がいい。

今年の教員採用に落ちたマナがひょっこりと顔を出した。
「社会人枠の入試で、同志社大学のスポーツ・健康学科に合格しました!」
大学へ行って教員資格を取ることは聞いていたが、体育大学へ行くと思っていた。
まさか同志社に合格してくるなんて・・・
体育大学だと「寮に入れ」とか「サッカー部に入ること」と言う条件があるけれど、
同志社だとそういう「しばり」は一切ない。
将来教員になることを思えば、「一般教養」をたくさん学ぶべきで、「しばり」はない方がいい。
プロサッカーを首になり、マナは自分の人生を深く考えようとした。
私のところへ「論文の書き方を教えてください」とやって来て、論文を練習したのだが、
私が出す課題は「スポーツの意義とは」「高校教育の中でのスポーツとは」など、
教育や教師としての「自分のあり方」を問うものばかりだった。
その中でマナは「教員資格を取ろう」と、その方向性を見つけていった。
「入試は自己アピールと論文で、先生に教えていただいたことがそのまま使えました」
とてもうれしいけれど、それは私がしてやったことではなく、マナが自分で見つけたことだ。
それが私の「教育」である。
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河原

Author:河原
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