FC2ブログ

優しい時間

年末の連休ともなれば座るところを求める座敷童子達であふれる教室だが、
ゴールデン・ウィークはクラブ三昧の生徒ばかりだ。
康太と真子は偶然同じ大会にエントリーしており、朝早くから大津の皇子山体育館へ出かけて行った。
康太は5月、真子は7月が、高校・中学それぞれの最後の大会だ。思い切りやればいい。

誰もいない教室で、かつてのテレビドラマ「優しい時間」の主題歌、
平原綾香の「明日」を聴きながら予習をする。ずっと探していたんだ、この曲。
ドラマはほとんど見ておらず、平原綾香も知らず、少しだけ聴いたこの曲が長く心にあった。
最近「缶コーヒー・ボス」のバックに流れているのを聴き、たまらず、
「倉本聡原作ドラマの主題歌」で検索すると、ようやくヒット。
美しいメロディーだねえ、癒される。
「北の国から」のテーマをカーステレオで聴くと、すべての景色が「北の国から」になるし、
「明日」を聴くと、すべての時間が「優しい時間」になる。
『この子をどうしよう?どう育てたらいいのかな?
 そのために・・・今日の数学は、どう導入してやればいいのだろう?
 褒めてやればいいのかな?おだてればいいのかな?きつく叱ったほうがいいのかな・・・』
そんなことばかりを考えながら、一つ一つの問題を検討し、授業プランを作る。
「お前らは中2並みか!」
宿題の同じところしか発表しない高1を先週叱ったら、今週は皆で相談し、手分けして書いていた。
授業前と後でリョウとクニカズが、何やら問題の検討をしている。
30分も、1時間も。それを見たミヤビは「そんなに考え続けられる?!」と驚いたようだ。

全学年の生徒を見れば、「医者に見せれば、確実に病名がつく」生徒もいる。
「・・・しかし!俺は!・・・それを病気だとは認めない。
 大人だって毎日傷ついている。それが『生きる』ということだ。
 ある医者は『傷ついた子には、がんばれとは言うな』って言うけれど、
 俺は・・・がんばれって言う。誰になんと言われようと、がんばれと言う。
 俺も、お前たちも、がんばって生きなきゃならない。
 本当に辛いなら、2ヶ月でも3ヶ月でも休め。そのまま辞めてもいいけど、
 また頑張れるなら、その時は・・・また、共に生きてやるよ」
昨日は、そんな辛い説教もした・・・・そう、育てるってきっと、共に生きることだ。
授業を終えてまた最後に「明日」を聴く。迷う心が癒される。
昨日はユウカが一人残って勉強していた。
今朝はユウキがやって来て、座敷童子をしている。
今日の授業が終われば、来週の金曜まで授業はない。
どうせ家族で出かけられもしないし、何もせず、ゆっくりしようと思う。
プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR