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やはり職人不足

昔は予習や問題解きにものすごく時間がかかったけれど、
最近ではどれもスムーズで早く済むようになった。
半年後、1年後の生徒をイメージして、今日の授業をどうすべきか。
なかなかイメージ通りには進まないけれど、修正も自在だ。
30年以上もやっていると職人になるんだと実感するねえ。
しかし時代は職人を評価しなくなってきた。
なんでもマニュアル化して、それを伝える情報網も発達したから。
職人なんていらないんだよね。・・・そうだろうか?
人の世や災害はマニュアル通りになることなんてあるのかな?
マニュアル通りになったら、事故でも災害でもないでしょ。
復旧現場を手伝いに来ていた人は言う、「決定的に職人不足だ」と。
手が足りないからとボランティアが来てくれてありがたいのだけど、
所詮は素人なので、迷惑ばかりなボランティアも少なくないという。
停電が長引いて生活がしんどいのはわかるけれど、
「東電は何してんだ!信用できない!」なんて怒鳴るのもいかがなものか。
電柱だけじゃなくて鉄塔まで倒れてしまう台風だったんだ。
それを1週間で電気を通してしまうのは、いったいどうやったのかわからないほどだ。
職人がいないと現場は進まない。
ここは耐えて、日本の在り方を考える機会にするといい。

思考の難しさ

指数の変換を忘れたので、Xの2乗をX2と書く。
「X2-7X+9が素数となるような整数Xを全て求めよ」
昨日始めた過去問研究の中の一つの問題で、誰も手が付けられなかった。
まあ、Xに1を代入してみると3になり、これは素数だ。
だからX=1は答えの一つだろう。そこまでは皆やる。しかし・・・
素数って無限にあるよ。Xが100の場合とか、調べきれないよ。
たいていはそこで思考が止まってしまう。もう一歩踏み込むと・・・
『無数にあるものを書けとは聞かないな、数に限りがあるはずだ』
言われればその通りだが、そこへ持って行くのがとても難しい。
それを思いつけば、Xに2,3,4と代入していって、
『ひょっとしてこの数式、3の倍数になるのかな?』
それに思い至れば、もう解くことはさほど難しくはない。
この問題が「この式がすべてのXで3の倍数となることを証明せよ」なら
ほとんどの高校生が証明してしまえる。帰納法の基本問題だ。
問題の表現だけで難易度が全く変わってしまう。
3の倍数になることがわかれば素数は3だけで、すぐにXは計算できる。
こうなるともう答えの数字よりも、発想できるかが問われている。
やれやれ・・・あと半年こういう経験をいっぱいさせて、慣れさせるしかない。

絶滅危惧

千葉県の台風被害があまりに悲惨で、連日報道されている。
復旧の遅れについては「被害が想定以上だった」
電気屋は倒木をさわれない、建築屋は電柱をさわれないという
「法律の制約が・・・」などというが、根本的には土建屋が足りないんでしょ。
東北震災復旧が進まないのと同じだ。
40年ほど前には親子でやっているような小さな土建屋がたくさんあった。
多くの現場で経験を積んでるから今回の千葉でも、
あっという間に処理して、道路を確保してくれただろう。
そういう土建屋は今、まったく見かけない。
屋根が飛ばされてブルーシートばかりが目立つけれど、
他府県の被災地でも「3年経つけど、まだ屋根が直らない」というところもある。
屋根職人などの大工が少なすぎて順番待ちだからだ。
今の家は工場で部品を作って現場でプラモデルのように組み立てるだけだから、
そういう職人なんかいらないわね。
だから家をぶち壊して新たに作るなら早いけど、
部分的に直すとなると、何年かかることやら・・・・
農業もそう。
高齢化で地方では放棄耕作地がどんどん広がっている。
田んぼなんか一度荒れちゃうと、元に戻すのに何年もかかる。
絶滅危惧種の動物は、一定の数を下回ると確実に絶滅する。
新たに生まれるより、死んでゆく数が上回るからだ。トキもそうだった。
土木建築業や農業も、すでに限界数を下回ってないのだろうか。
そうだとすれば経験値や技術はなくなってしまう。
新品は作れても、部分修理や復興ができない、食べ物も作れない。
いったい日本はどこへ行こうとするのだろう。

国語再び

昨日の昼間はずいぶん暑さが戻ったが、朝晩はしのぎやすくなった。
土曜の卓球も汗はかいても、真夏ほどびっしょりではない。
カンナとマミが久しぶりに練習に来た。
カンナの前期成績がすごいのは聞いていたが、マミも同じくらいのトップクラス。
このまま頑張ればマミの学費半額は維持され、国立大より安い。
カンナはこの2ヶ月のバイト料が20万円にもなり、どちらも親孝行だ。
これはもう俺のラーメンをおごるしかない、25日に食いに行こう。
忙しくてしばらく気が回らなかった国語も今週から復活だ。
2年後から始まる共通テストの英語検定の是非が騒然となっているが、
なぜ国語力低下を先に言わないのだろう。
大学生以下の学生のかなりの割合が、文章の意味がわからないよ。
国語力はすべての学問の根本を成すもの。
小・中学生は「国語だあ~」を頭を抱えるが、バンバン宿題にする。
よく読めるようになって、カンナやマミに続かないとね。
この二人のようになればいつでも、絶品つけ麺をおごってやろう。

準備完了

本と私
この写真はチラシ写真と同様にユウカカメラマンに撮ってもらった。
ギャラクシーブックスから「宣伝用の写真がほしい」と言われ、用意した。

昨日の夜は寒かったね。空気が入れ替わるとこんなにも違うのか。
しかし私の心は温かだ。雑用が全部済んだから。
うだる暑さの夏授業を終えると、休む間もなく、やる仕事がたくさんある。
備品を大量に消費するから、ティッシュ・トイレットペーパー・コピー用紙
チョーク・ボールペンなどなどのチェック。買い足さなくてはならない。
エアコンやクリーナー、掃除機などのフィルターチェック。
各リモコンや時計の電池は大丈夫かな?
中でも大変なのは、全生徒の所見を用意することだ。
一人一人の顔を思い浮かべて、この半年の様子を書く。
横山にも書いてもらって編集する。年々作業がきつく感じる。
合間を縫って卓球の試合は見に行ってやらないといけないし、長野へも行った。
そんな作業が・・・全部終了、所見は月末に配布するばかり。
もううれしくて、ほっとして、心が穏やかになる。
今からは受験対策に打ち込められる。
赤本も買って問題をコピーし、高3の授業中などに解きまくる。
授業中に?過去問をやらせるから、その間私は暇なんですよ。
私は慣れ切ってしまってどんどん解けるけれど、生徒は・・・・
どうぶん殴ってやれば解けるようになるのかなあ?
今からはそんなことに集中できる。
プロフィール

河原

Author:河原
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