誕生日

早くも嵯峨野高校こすもす科の問題が新聞に載りましたな。
それにしても・・・どうしてこんなに字が小さいんだ?老眼にはきついぜ。
問題を切り取って教室へ来て拡大コピー。読めるようになった。
ざっと問題を見る。場合の数なんて中学生が答えるのは難しいね。
いくつかある答えられる問題を答えるだけで精一杯だろう。
今日中に解答を作成しておこう。私への誕生プレゼントかもしれない。
そう、今日で62歳。いい歳になったもんだ。
こんな歳なんで、今日は年金事務所へ書類を持って行く。
いつからもらうかは選択できるらしいが、何をどうするのかさっぱりわからない。
女房に言われるまま名前と住所だけは書いた。
1時に予約したからどこかでお昼を食べていこう。
誕生日だからね。めでたくもないけど、ちょいといいものを食べよう。
受験真っ最中の、あわただしい誕生日だ。

国・公立の本番

高校・大学受験共に私立入試は順調だ。
文系私立大は同志社こそ落とされたけど、立命館には合格した。
同志社女子も合格し、とりあえず一安心。
理系は関西大を受けて今日発表。試験の手ごたえからは楽勝のはず。
コウスケは私立を受けないで国立大一本勝負。
私は「試験慣れのために受けとけば」と言うのだが、かつて康太は受けなかったし、
忘年会でその康太にアドバイスを受けたコウスケも受けない。
国立大前期は25日と26日。あと1週間だ。
私立高校は全員問題なし。かなりレベルの高いところも受けたんだけど合格。
ただしうちの場合高校も大学も「進路先」しか発表しないから、
私立高校の名前はほとんど出ない。目的があって選んだ場合だけだ。
そういう中学生たちは今日、府立高校前期試験に臨んでいる。
まあ前期は定員の1~2割しか取らないから中期でしっかり受かればいいんだけど、
ここで合格すれば早く入試を終えられる。
前期でしか受けられない高校を受けているのは2人。少し緊張。
ま、落ちたくもないけれど、このレベルになると3年後の大学は、
実はどの高校へ行ってもほとんど変わらない。自分で学べるから。
あまり焦ることもなく、生徒が元気に帰ってくるのを待とう。

いつもやって来ましたけど・・・

3年後にセンターテストは「共通一次」と昔の名称に戻る。
18歳から選挙に参加するようになったので、特に社会科を変えるそうだ。
「国を自分たちで変える、作っていくという自覚を持たせる」 らしい。
ふ~ん・・・いつも思うけど、そりゃあいいことだけど、どうやるの?
皆に政治家になれってか?私みたいな政治嫌いはどうすりゃいいんだ?
数学は記述を増やして説明することに気を使わせるという。
特に高校では「一方的に教え込みすぎる」ことを修正し、
自ら学ぶ「アクティブラーニング」を推し進めたいらしい。
ふ~ん・・・今の高校で?ふ~ん・・・そりゃあ大変だ・・・
たぶん「自ら学ぶんだ、アクティブラーニングだ!」と一方的に教え込むんだろう。
自ら学ぶには基礎体力・基礎知識をかなり鍛え、教え込まないとできないですよ。
目には見えない「心のフォーム」を鍛えなくちゃならないから、
ものすごく生徒を観察しないといけないし、すごく時間がかかる。
「来年の実績」ばかりを気にする高校に、その余裕がありますかね?
私は常に生徒を観察し、毎日教材を作り、たくさんの失敗を繰り返し、
3年・6年かけてようやくフォームらしきものを創り上げてきた。
1~2割はそれすらかなわない生徒はどうしたって出てしまう。
自分のふがいなさ、無能に打ちのめされ、絶望すら味わいますよ。
そんなことが・・・今の高校に、表面だけ繕っている高校に、できるんですかね?
二十四の瞳の大石先生は生徒と一緒に泣くこと以外は何もしなかった。
けれど生徒のもとへ行くために自分で洋服を縫い、スカートで自転車に乗り、
懸命に生徒に向き合った。それだけで、それゆえに、優れた教師なのだ。
そういう人材をたくさん教師として集められれば、いい教育は可能だ。
ただし・・・いい教育をしようとする教師は「アクティブ?なんだそれ?」
って、国の言うことなんか聞かないけどね。扱いづらいですよ。
近所の府立高校で本当にいい社会を教える教師はそういう人だし、
進学高校で数学を教えている若い教師も、学校の言うことなんか聞いていない。
ひたすら生徒を見ている。それがいい教師。
自分の言うことを聞かない教師を、国や高校は・・・集められるんだろうか?

見えすぎちゃって困るの

世は支援・援助流行だ。
小・中学生の学費援助、老人介護の援助、あれこれあれこれ・・・
大学生への奨学金も大いに助かって卒業する一方で、
それを返せず自己破産する若者も増えている。これは本人だけの問題ではない。
奨学金を得るには保証人・連帯保証人などが要る。
たいてい保証人は親で、連帯するのは親戚筋だ。
借りるときには働いて毎月3万円ほどなら返せると計算するが、
行った会社が「ブラック」だったり、病気になったりすることもある。
自己破産するのは簡単でも、親にも返せなかったりする。
親も自己破産すれば次は連帯保証人の親戚へ・・・
はたして・・・その子がその大学へ、そこまでして行く意味があったのかと考えさせられてしまう。
その子を支援する、サポートするとはどういうことだろう?
破滅することがわかっていても、思い通りにさせることだろうか?
私も昔はそういうことが見えもせず、考えられもしなかったが、
今はそれが見えて思い悩むことが増えてしまった。
中身など何もないのにネーミングだけかっこよくした高校へ行かせるのは嫌だ。
突然、考えてもいなかった地方の公立大学を紹介され、
「可能性はゼロじゃないから、受験してみない?」
何もわからない親や本人は飛びつくこともある。
けれど、可能性はゼロですよ。
受験料1万7千円払って、交通費と宿泊代では何万円になる?
「やめろ」という私は、若者の夢を踏みにじる鬼か悪魔なんだろうな。
「その先」が見えすぎちゃって、この時期、落ち込むこともよくある。

大学生は春休み

大学入試真っ盛りということは、大学生は大学に来るなということで、
私立大より少し遅いが真子たち国立大も春休みに入った。
今回の学年末試験は暗記ものばかりで大変だったようだが、9日で全部終了。
翌日は友達と遊んで、日曜はアルバイト。昨日帰ってきた。
これから二ヶ月の春休み。大学生って春と夏休みで四ヶ月休む。
それだけで1年の3分の1休むのだから、ま、恵まれている。
バイトを一つ増やすそうだ。
正月のお年玉もがっぽりもらったのだけど、いくらあっても足りないのだろう。
研究三昧で特に休みを意識しない康太達院生だが、
さすがに修論の校正も終わり、あとはイベントばかり。
サークルの追い出しコンパ、仲間との飲み会はしょっちゅう、
城崎温泉へも行くし、康太は帰ってくる暇がない。
精一杯勉強・研究し、合間には力いっぱい遊ぶ。
真子も康太も、なんという充実した時間を過ごしているのだろう。
早くそうなるために、中学生や高校生は今が正念場。
インフルエンザで監禁されていたミクが朝からやってきた。
高校も合格発表があるから自分たちは休みらしい。
週末に自分の高校入試。
学びのスタイルは出来上がった。どの高校へ行こうとも、もう心配はいらない。

じっと待つだけ

私立高校を受験したのは6人。発表は少しばらついて、11日から14日まで。
すぐだとはいえ、なんだかソワソワ・イライラする。
ほとんどの子の本命は公立高校であって、滑り止めで落ちるはずもないのに、
万が一にも落ちていたらショックだし、悔しいし。
さっさと知りたいのだが、明日の授業で教えてくれるのだろう。
私立大学の予定していた受験はすべて終了。
15・16日にほとんど発表で、17日にも一つある。この間が果てしなく長い。
もう何もできないし、努力しようがない。
国立大もほぼ全員が受けるが、それが本命でない子は勉強できるだろうか?
はっきりと国立本命は、浪人生も入れれば京大と京都工芸繊維大の2人になった。
国立大で問われるのはこの3年をどのように過ごしたかだ。
今更じたばたしてもどうこうできるものではない。
生活リズムを保つために、今日の授業と一週間分の過去問をコピーする。
すぐに終わるから、明日の中3の問題もコピーしようか?
どうせすぐ終わる。あとはな~んにもすることがない。いやな・・・時間だ。

馴染み方

中2の初めあたりに体験入学の子が来るとかなり参考になるね。
能力はすでにいる子と変わらないかむしろ上なのに、
数学のとらえ方・馴染み方が全然違う。
一番違うのはカッコの使い方とその意味の納得度。
数学ではカッコなしに+、-・×・÷の記号を続けて書くことはないし、
多項式を演算に参加させるときにも「入れ物」としてカッコを使う。
これが・・・一度や二度説明しただけでは、大人が思うほどにはわかってくれない。
まだ訳も分かっていない中1の初めから、とりあえずその都度指摘して馴染ませる。
1年くらいではその意味は分からないけれど、中2・中3と、
理論を深めながら角度も変えて眺め、考えさせ、理解させてゆく。
それくらい難しいんですよ、カッコの使い方って。
その記号操作がよくわからないとすぐに正負を間違ったりして嫌になるし、
文字式そのものの扱いがわからなくなって「数学はわからない」となってしまう。
頭が悪いわけじゃあないんだけどね。目の付け所がわからないだけなんだ。
改めて新人と比べてみると、うちの子たちがどれほど馴染んできているかがよくわかる。
あれほど訳の分かってなかったコウスケやオウタでも、バンバン操作している。
いや・・・まだそれほど理論はわかってないんだけどね。馴染んでいるんだ。
散々私にぶん殴られてきたから。理論を本当にわかるのはこれからだ。
まだ体験であって続くかどうかはわからないけれど、タイミングは、いい時に来てくれた。
その理解がさらに進んだ中3は、明日が私立高校の入試だ。
ま、何の心配も不安もない。まだまだ未完だとはいえ、よその子に負けるわけがない。
私立高校は2日後に発表だから、待ってる苦しさがなくて気楽だ。
高3では本命の私立大入試を終えたソウタが顔を見せた。
「英語が難しくて・・・・」できなかったところだけを言う。
「数学と物理は?」「全部・・解けたかも」
何の問題もないじゃないか、トップ合格してるかもしれないぞ。
1週間後の発表を楽しみに待っているといい。

とりあえず合格

昨日は3時半ころから大忙し。
まずは現中1の子の途中入学の打診にお母さんが来られた。
うちでいいんですか?大人に育てる教育しかしませんよ。
今すぐ点数を上げるとか、合格だけが目的ならよその方がいいですよ。
今うちの中1は中2の単元に入ったばかりで、今日から本格化し始める。
まあ、体験できてみますか?すぐにやめてもかまわないし・・・
あとは雑談をしていると3本の電話が・・・
「お世話になります、○○会社の××と申しますが・・・」
初めて聞くから何のお世話もしてね~っての!受話器を叩きつける。
すると、ウネの同級生が春に中1になる息子を連れてきた。入塾手続きをする。
いやあ~バタバタしてる最中に、高3生がこっそり入ってくるのが見えた。
用事が済んでから呼ぶと、にっこりとやって来る。
そう、同志社女子大・英語科に合格したのだ。
ま、滑り止めとはいえ、中堅府立高としてはかなりレベルは高く、
簡単に滑り止めにはならない。
何人か同級生も受けたようだが、果たして、他に合格した子がいたかどうか。
英語科は4年間今出川校舎で学べるんだよね。そう、御所の隣。
京田辺なんかの田舎には行きたくないもんね~!
御所のあたりは京都風情が色濃く残っていて、とてもいいところだ。
隠れた老舗・名店もたくさんあるし、ここに決めてもいいけどね。
けれど第一志望はあくまで阪大。
さすがに少し分が悪いのだけど、この合格でリラックスして受けられる。
私立大前期入試はほぼ終了した。来週末にはすべて発表される。
そして25・26日に国立大前期入試。
1トンほど肩の荷が軽くなったとはいえ、まだ99トンほどの荷があり、
3月10日前後の発表まで時間は亀よりものろく、ゆっくりとしか進まない。
喜べるときに喜んでおこう、合格おめでとう!バンザ~~イ♪♪

最初の一滴

3月から新小5のクラスへやって来るソヨカが母に連れられてあいさつに来た。
他の4人は卓球で見ているので知っているが、この子は初めて会う。
こんなに小さいんだ・・・・一気に緊張してしまう・・・
まだ真っ白で無垢な子供の前に、間もなく62歳の教師が立っていいのだろうかと。
昔から学年が下がるほどに恐怖にも似た緊張を感じる。
この子に大河のような学びを知らしめてあげたい。その最初の一滴を流さねばならぬ・・・
その果てしなくも見える道のりを展望するとき、私は重圧に押しつぶされてしまうのだ。
算数などまだ覚えるだけの段階だが、小5からは分数の通分を代表に、
少しだけ「数学の構造」が入り込んでくる。
ここの整理がわからず通過して、分数を足せない高校生は、実は多くいる。
それは・・・算数・数学の面白さ・ダイナミックさがわからず、つまらないだけだろう。
数学という学びの扉を開ける一つのカギをなくしてしまう。もったいない・・・
「このままではそのカギを持てないかもしれない」
ほかの子の親から相談を受けていて、このクラスを立ち上げることにした。
こんなおっさんに何ができるのだろう。何をしてやれるだろう。
けれど・・・算数・数学は確かに生き生きとして面白い。
それがわかるようになれば、それこそが扉を開けるカギだ。
ノコギリで木を切ることも、カンナで削ることも覚えなくてはならない。
しんどいことも多いし、指先を切って血を流すこともあるだろう。
しかしそれにもまして、算数というカギ作りは楽しい。
まずは「パニックになる」という割り算の復習から入ろうとは思っている。
それから倍数・約数へ行き、通分へと流れていくだろう。
その流れを作る授業と教材の準備はもう始めている。ドキドキしながら。
こんなおいぼれ教師だが、その分の経験をすべて注ぎ込もう。
どの高さまで登っていくかは様々だけど、きっと扉は開くだろう。
最初の一滴を確実に流そう。

途中入学について

この教室は中3・高3の受験学年は受け入れを停止している。
その学年では新たな生徒は取っていない。
「受験のための塾だろう?受験年度に面倒を見てくれないのか?」
そういう疑問は今の風潮ではもっともなのだろうが、私は
受験で負けるつもりもないし、少なくともどこにも負けてもいないけれど、
受験に特化して面倒を見ているわけではない。
私が生徒の中に形作ろうとしているのは、学びとはどういうものか?
そのために自分はどういう準備をし、どう向き合い行動するのか。
スポーツに例えるならフォームづくりをやっている。
本来ならば大学や社会へ出ると、我々は答えのないものに向き合わなくてはならない。
そこで役に立つのは学びの基本フォームを作ろうとしたときの、
試行錯誤の経験が一番大きい。
どの方向を向くのか、何を目的に、どう動くのか。
それを決定しなくてはならないし、それをやらなくてはならない。
もちろんどれだけ知識があるかも重要ではあるが、
それは受験合格で終わるものでも、そのためのものでもない。
そのフォームを知らず、合格で終わりだと思っている生徒こそ、
林先生に「スッカスカのカッスカス」と言われるのだ。実際にそうだし。
受験に特化して合格する子もいるが、きちんと追跡調査をしてみるべきだ。
ほとんどは方向を見失い、学び続けられない子になると、私は経験で知った。
受験で負けるつもりはない。しかしそれは学びのフォームを作ったうえでの話だ。
フォームも作らないで合格させて合格自慢だのは、
バカな生徒とバカな塾でやっていればいいと私は思っている。
だからこの教室の授業時間はどこよりも長く、どこよりも手間をかけている。
手間などかけたくもないが、どうしたってかかってしまう。
子育てはそういうものだと親なら誰でも知っているはずなのに、
「受験ならうまい方法があるのだろう」と、藁にすがりたくなるのだろう。
その気持ちもわかるが、それは無意味だし、そういうものはないと言っていい。
だから私がほしいのは手間にかける時間だ。
3年生で来られてもどうしても受験が気にかかり、受験のお手伝いをさせられてしまう。
それは勘弁願いたい。どこかよそでやってもらいたい。
中3はミクやアヤを筆頭に学びとはどういうものかがわかり始めている。
高3は・・まだ未完成だとはいえ、学びのフォームの基本はなんとかできた。
スッカスカの生徒とは逆に、だからこそ進学先で目をかけてもらえ、
伸ばしてもらえる生徒が多いのだ。
「元々できる生徒だろう」などという人は、その方向性も知らず、
私や生徒達の苦労や努力も知らない。もう、勝手に言うがいい。
手間がかかるから、取らないのは3年生だけではなくなっている。
中2の夏から、高2になる4月からは取らなくなっている。
取るのは中1・高1の間だけと思ってもらってもいい。
私がやっているのは子供を大人に育てることであって、決して受験自慢ではない。
プロフィール

河原

Author:河原
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