スポーツ ③

宇治小での練習は毎週土曜の夜7時から9時までの2時間。週1回だ。
会費は1年50回ほどで3000円。1回60円ほどか。
体育館使用料は、割り引いてもらって1回500円。1年で2万5千円。
え?10人もいれば賄える?いいや、ボール代が1年で7万円近くいる。
ボールは100ダースほどいるんですよ。これが一番高い。会費はなくなる。
私は無償だけど、子供に遊んでもらってることを考えればそれで十分。
子供を強くすることを考えれば週2回がベストだと思うけれど、仕事もあるしそれはできない。
もっとやりたければ他のサークルでやればいいけど、週3回だと多すぎるかな。
どうしても「やらされる」ようになってしまうから、苦しさが大きくなってしまう。
週1回で物足りない分、小学生なんかは毎回ワクワクしてやって来る。
週1回でもきちんと指導すれば、そりゃあ違ってきますよ。
ミユ・レイナ・マユの新中1は小学3年の頃から来ていて、
現時点で宇治市ではベスト4の力を持っている。誰でもそれくらいにはなれる。
それは数学も同じ。週1回で力そのものはそれくらいにはなる。
あとは本人の工夫と才能で伸び方は変わってくる。
全日本クラスだと才能の部分が圧倒的だけど、それまでは工夫の部分もかなりある。
教育って、その工夫が見つけられるくらいの力をつけてやるのが目標だ。
ある程度の力をつけてやらないと、工夫は見つけられない。
卓球でも数学でも一定の力を越えると、それまでできなかったことが、
本人が意識できるようになって改善することが多い。
私はその力を生徒が持てるようにしようと指導している。
どちらにしてもやっているのは「教育」だと思っているもんね。

スポーツ ②

「卓球がうらやましい」 水泳のオリンピックメダリストが言う。
「技術や戦術もたくさんあって、色々なことが練習できるでしょ?
 練習相手と会話しながらできるし。
 水泳ってただ泳ぐしかないですからね。見てるのはプールの底だけ。
 人と話もしないし・・・・」
これにはマラソンの瀬古監督をはじめ、全員大爆笑。
そう、卓球ほどやる技術の多いスポーツはあまりないくらいで、
いくらでもやることがあるし、本来とても楽しいスポーツだ。
力量に合わせた練習や試合もできるし、病院のリハビリにも利用される。
目をよく動かすと脳の活性化にもなるらしいからね。
小学生や中学生にはそういう楽しさをまず教えたい。
試合に勝つ難しさや厳しさも知るのだが、レベルを上げるために何をすべきなのか、
どういう準備をすればいいのか、自分の特徴は何なのか、
そういう基本を第一に伝えようと思っている。
もっと強くなりたければどこかへ行って練習量を増やせばいいが、
やりすぎるとチームのことや周りのことが考えられなくなる。
「自分が強くなればいい」という選手に私は興味がなくなるし、
だいたい中途半端な奴にそういうのが多い。
まるで、有名校へ行けば勝手に賢くなると思うのと同じだ。
子供をそうさせないために、やはり大人の指導が必要だと思う。
宇治小では小学3・4・5年生たちが真っ先にやって来る。
私が球を出してやると懸命に打ち、楽しそうに遊ぶ。すでにかなり強い。
中1になった3人や中3の選手たちは真剣さが増している。
この夏の団体戦では宇治・山城を制し、京都大会に臨むつもりだ。
カンナ達高校生はボールの破壊力が全然違って、中学生は試合をしてもらって
とても参考になっている。
この子らは学校と土曜のこの練習だけで、よそには行っていない。
勉強もするのでその時間もないからだ。
私はこの雰囲気が大好きだ。一緒に練習し、一緒に遊んでくれる。
間もなく試合。駅弁を買って会場に駆けつける。
練習の成果が見れる、至福の時がやって来る。
こういうスポーツは皆を幸せにしてくれる。

スポーツ ①

宇治小の卓球サークルに入れてもらったのは30歳の頃で、
仕事や地位から離れて一緒に楽しませてもらって30数年になる。
当時の独身仲間は相次いで結婚し、子供が大学を卒業するまでになっている。
卓球のライバルだった人たちは宇治市卓球協会の役員となり、会場へ生徒の応援に行くと、
「お前も宇治市の卓球指導員を手伝ってくれよ」 とよく言われる。
いや、私は宇治小で指導するようになったから、もう余裕がありませんね。
時々個人指導もお願いされるけど、体力的にそれもきつくなった。
教室の仕事がなくなればできるけど、まだまだそっちがメインだしね。
卓球でも数学でもそれを道具として、私が見るのは子供の成長であり、
それだけを仕事のように毎日何時間もやらせるような指導はしない。
それって卓球だからわかりにくいけれど、子供に3食カレーばかりを
食べさせるようなもんですよ。やりますか、そんなこと。
そうやって日本や世界チャンピオンにでもなればまだ救われるけど、
チャンピオンを目指すスポーツはチャンピオンしか認めてもらえない。
全国何万人もの選手が目指す大会で、チャンピオンは一人だけ。
勝ち進むほどにそこで試されるのは、努力や練習量ではなく、
才能の大きさを競うようになる。
ものすごく過酷で、京大や東大に入るほうが簡単に思える世界だ。
現に私はそれらの大学へ生徒を入学させたけど、全日本チャンピオンは出していない。
きらびやかなチャンピオンの陰で、どれほどの選手がボロボロになり、
方向性を見失っていくことか。
私はそういう選手を見すぎているので、そういう指導はできなくなっている。

定植す

先に発芽したゴーヤ2株は成長が速く、金曜にプランターへ定植した。
一ヶ月以上も前に堆肥を入れたりして十分に寝かせたのがよかったのか、
ものすごく暑くなったのがよかったのか、日曜には巻蔓で棒をつかんでいる。
こうなると少々風が強くなっても倒れる心配はない。
他の4株はまだ小さくて巻蔓も伸びてないけど、しばらく暖かい。
え~い、定植しちゃえと土曜に一斉に定植。
明日は雨のようで、しかも気温は平年並みに戻るから少し心配だけど、
ほとんど雑草並みに強い植物だから、ま、頑張らせよう。
定植しちゃえば根はいくらでも伸ばせるし、水やりも一緒だし、
手間が省けるのも確かだしね。ずいぶん助かるんだ。
太陽を浴びて風に揺られる苗の様子は、小5や中1の生徒と同じ。
まだ巻蔓が伸びてないから定植するのは早い。
自分で棒につかまれないから少し風が強かったり、強い雨が降ると倒れてしまう。
まあ、人間の子供だってゴーヤに負けずに強いから、
倒れても放っておけばまた起き上がるんだけど、
ここはもう少しポッドのままで、室内で育てた方がいい。
適度に水をやり、天気が良ければたっぷり陽に当てて伸ばす。
しっかりと葉も蔓も伸びたら定植してやろう。まだ時間がかかるけどね。
やがて定植すると、ゴーヤみたいに勝手にめきめき伸びるかと言うと、そうではない。
ゴーヤ以上に手間暇がかかるんだあ~。人間の方が手ごわい。
それでもたいていは自分で巻蔓を懸命に伸ばして棒につかまってくれる。
そういう様子をほほえましく見せてくれるので、頑張って育てることができる。
今日は体積のまとめ。復習とまとめをやって、来週がゴールデン・ウイーク。
1回は休みにして、その次から小数の掛け算だ。

精神の器

小学生や中学生には、勉強はただ教えれば習得するのだろうか。
いいや・・・内容が深くなると、いくら教えても生徒に入っていかないときがある。
心がそれを受け入れられるくらいに育たないと入っていかないようだ。
精神的な器の大きさだけしか知識が入らないことを、
たぶんすべての教師は経験で知っている。
そういう時は汗だくで生徒と取っ組み合いながら、精神の成長を待つしかない。
「きちんと教えれば、何でも学ぶはず」
なんてのは、現場を知らない人の妄想に過ぎない。
精神の器は少しずつ育つものだが、劇的な変化がみられるのは14歳のころ。
中2だ。これも中学の教師なら誰でも知っているはずだ。
うちの中2クラスも悪戦苦闘の連続ですよ。
正負の数の約束はなかなか覚えないし、文字式の約束もすぐに忘れるし。
できているように見える子でも形だけを暗記している場合が多く、
少し深まると式の変形ができなくなる。どうしたって理解が浅い。
そして14歳、中2の出だしの数式は一気に難易度を上げる。
コウスケやオウタ、アキ・ユウ・マヒロなど、どの子にもなすりつけるように練習させる。
そして連立方程式へ。
式は少し簡単になるじゃないか・・・なのに!すっかり扱いを忘れてやがる!
これは・・・数式を全部日本語に翻訳してやろう。
「Y=2X+3とは、Yは2X+3と同じ値、ということだな。
 こらコウスケ、ちゃんとノートに書け、アキ!きちんと読んでみろ!
 んで、次の式のYは2X+3に書き換えてもいいんだ。同じ値だしな・・・」
数式の意味を日本語にできないから、その扱いも読み取れなかったようだ。
こうなってくると、数学なのか国語なのか、境目がなくなってくる。
なに、1年前からそんなことは繰り返してきたんだけどね。
なかなか理論が入らなかったのだけど、昨日は黒板につけてみると・・・
いや、様子を見ているとわかりますよ、はっきりと入り始めてるって。
オウタがきちんと正解まで論文調に書く。アキも負けじと読み解いていく。
いつもちゃらんぽらんなコウスケの態度が・・・おや?背筋が伸びている。
そう言えばフミやマヒロはずいぶん背が伸びたな。しっかり式を扱っている。
「ほうら、そういう式が扱えるようになると、数学の面白さも
 どんどん読めるようになってくるぞ!わかって来るぞ!」
久々に熱のこもった、楽しい2時間だった。
いや、まだまだ波はあるんだけどね、とりあえずは手ごたえをつかめたのがうれしかった。
気が付くとどの子も、1年前のガキの顔ではなくなりはじめている。
少し心の器が大きくなり始めたのだろうか?
こうやって数学や数式を「読み解かせる」ことを意識させていこう。
やはり14歳は一番変化が起こる年齢かもしれない。

進学ありきではなく

私は慣れすぎてしまってさすがに鈍感になっているけれども、
高2の総合問題になると公式を知っているだけでは何もできないことを感じる。
問題の文章を読んで、まだよくわからないから図にしてみる。
図を眺めながら何を問われているのかを「読み解いて」いく。
うまく読み取れて聞かれていることがわかれば、解くこと自体はさほど難しくはない。
その作業は国語の問題に答えることと何も違わない。
公式を知っているかどうかは技術的な問題で、練習さえすれば身に着く。
たいていの高校生はそこまでが数学だと思っているが、
本当には、そこから先の読み解く作業こそが数学だ。
だから高校生の大半は数学をやってもいないといえる。
意味を考えるということをやったことがないのだから、解けるわけもない。
思えば私は30数年前から生徒と共に、読み解く作業ばかりを繰り返している。
賢さを求めるだけで、大学へ行くかどうかは、その作業中には考えていない。
卒業年度になって初めて、「では大学へ行こうか」とか、
「もう社会へ出て、実践的に鍛えてもらった方がいい」とかのアドバイスをする。
たまたま・・・これはたまたまだったのだが、大学が求めているのは、
そういう賢さを持っている生徒だ。技術を持つ生徒ではない。
記述式の問題では、そういう賢さがはっきりとわかる。
うちの生徒の多くが国立大に入れてもらえたのは、そういう要因があったからだろう。
高1や高2のクラスは、まだまだ賢さを求めた練習ばかり。
高3はかなり方向性は出来上がったので、点取りの練習もこれからはやる。
そういう意味で入試対策は、中3・高3の受験学年しかやっていない。

ちょうど8株

3月半ばに10粒の種をポッドに植えたら、8個が発芽した。
うちに6株と、お隣に2株でちょうどの数だ。
発芽率からも、だいたいこの程度なんだよね。
土を「よいしょ」と押しのけて豆本体が姿を現す。
白い豆だが次第に緑になり、二つに割れて、ピタッと合わさった双葉が見える。
見事に折りたたまれてるんだよね、これが。
すぐに広がって丸い双葉になる。ゴーヤの葉は紅葉型だけど、最初だけ丸い。
やがてその間から二つの葉が見えて、蔓が伸び始める。
葉っぱは必ず2枚ずつ出て、その間から次の葉が出てくる。
懸命に葉が伸びると、その下には2本の巻き蔓も伸びてくる。
どんどん背が伸びるから、この巻き蔓でなんにでもつかまるんだ。
もう次の葉はずいぶん大きくなってきた。今日から暖かくなるからイッキだろう。
プランターに定植するのは日曜かな?その後は1日に10センチ伸びることもある。
すぐに黄色い花が咲く。雌花に受粉してやると、20日後には食べごろに。
もう毎日「朝採れ」のゴーヤが食べられる。待ちどうしくて仕方ないこの頃だ。

末っ子ばかり

そう言えば小5クラスの5人は全員末っ子じゃなかったかな?
上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいて、しかも歳はかなり離れている。
そうなると親が何人もいるようなもので、ずいぶん面倒は見てもらっている。
悪気もないけれどけっこう気ままに、好き勝手したって仕方ない。
上が親に叱られているのを見てるから、要領もよくなるしね。
今の時代、末っ子でなくてもそういう子はすごく増えてるけど。
学校の宿題をやるのも速い、速い。ほとんど考えないから。
ノートには詳しく書いてあっても見直さないからね。
教科書に「タテ×ヨコ×高さ」と書いてあれば、
どれがタテか高さか気にもしないで、ある数字を掛けちゃう。
二つに分けた体積の合計なのに、24×105=129になってるし。
へ?×という記号の意味知ってる?
これは・・・無邪気に、気ままに生きてるんだろうな。
考えるとはどういうことか、見直して整理するとかがわからないんだ。
まあ、小学生ってそういうもんだから、一つ一つ根気良く教え、直していく。
小学生って習うこと自体は難しくもないから、そういう躾をしていく場だ。
しかし今は「知識の伝達の場」になってないかな?
公式的なことだけ伝えて、躾など何にも見ない。
これは我々市民の方がそうさせてるんだけどね。
躾をしようもんならすぐ「パワハラだ、セクハラだ!」なんて言われちゃうからね。
もう、生徒のどこもさわれない時代。
だから取るに足らない程度の知識はあって、わかる・学ぶということが
どういうことか知らない子がものすごく増えている。
その状態で高校・大学・社会人になっていくから、もう手が付けられないし、
新人と少し話をして絶句し、唖然とする上司の話をいっぱい聞く。
小学生に悪気はない。時代の空気の中に育っているだけだ。
だから私は躾けようとしている。時間をかけて、何度も叱ってやらないといけないだろう。
もう少しそうしてくれる人がいれば助かるんだけど、誰もいないから私がやる。
子供の成長には「何を鍛えるのか」という時期があり、質が変わっていく。
それを均質に「知識の伝搬」だけにしているから、
教育はおかしくなっているし、うまくも行かないのは当たり前だろう。

あとがきを書く

そうか、たいていの本には「あとがき」があるな。
それは意識してなかったところへ「あとがきをお願い」と言われた。
1300字程度ならこのブログとさほど変わらないし、毎日書いているので苦にはならない。
土曜日にサクッと書いておいて、日曜に「くどい」ところを削って、これでは?
メールで送ると「とてもいいです」とOKが出た。
もうこれで私が何かを書くことはないな。
どういう本が出来上がるのか見ているだけだ。
そんなメールを読んでいると、カンナパパが京都府卓球年間予定表を持ってきてくれた。
これから1年、どの試合を見に行くのかがよくわかって助かる。
一番早いのは今月末の宇治市中学卓球春季大会だが、
これは上の大会もなく、1日で団体とシングルが終わる。
ほとんど負けないし、ま、夜の報告を待とう。
中学生は7月末からの夏季大会があくまで目標だ。
ミユウ・レイナ・マユの新人3人の加入が強烈で、山城までは勝つだろう。
見逃せないのはゴールデン・ウイークのインターハイ予選。
カンナ・ジュン・マミの最後の大会。
特にカンナとジュンの太ももとケツは「もろスポーツ選手」の仕上がりで、
強靭な下半身から放つボールは強烈で、勝ち進むのが期待できる。
この2年間勉強とクラブの両立が大変だったけれど、どちらも結果が出せそう。
よく頑張ってきましたよ。これはきちんと見ておいてやらねばならない。
毎週多球練習で鍛えてきた小学生の試合もたくさんある。
こちらもできるだけ見てやりたい。
読書会も始まるし、うれしい忙しさだ。

叱られ慣れない

19歳の警察官が自分の指導教官である先輩警察官を撃ち殺してしまった。
その理由は先輩に罵倒されたからと新聞に載っている。
・・・起こるべくして起こったんだろうねえ。19歳だと叱られたことがなかったかもしれない。
撃ち殺したくなるほどの罵倒って、どれほどの罵り方だったんだろう?
職務についているんだから、先輩に叱られることなんて普通にあるだろうに。
もう、私の世代とは受け取り方が違ってしまっている。
サッカーの三浦カズが、その違いをテレビで語っていたことがある。
練習後にカズより年下の監督がミーティングで注意点を述べた。
帰りに若手選手がカズに言う。
「今日の監督、めちゃくちゃ怒ってましたね、恐かったですねえ」
カズは「へ?」って思ったらしい。
「普通に注意点を言ってただけで、怒ってもいないし、恐くもなかったけどね」
昔のスポーツ選手は先輩に罵倒されるなんて当たり前のことで、
褒められることなんてめったにない。
試合後に「まあまあだ!」と言われたら最上級の誉め言葉だったらしい。
私もカズもそういう時代の人間だから、先輩に罵倒されて
むかついたり、頭に来ることはあっても、殺してやろうとは思わなかった。
今何かと騒がしいセクハラ・パワハラ問題。はい、いけないことです。
それはいけないことだけど、未熟な自分が叱られることはありますよ。
「決して叱らず、注意点は言葉で、優しく説明する」
いいですね、その通りですよ。
けれど・・・人の世って、それだから平和で幸せになるとは限らない。
そう思わせる事件ではある。
プロフィール

河原

Author:河原
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